自分のことばかり考えているから争いになるってのもそうかもなんですが。
自分のことばかり考えているから争いになるのではなく
自分のことを言わないから、誤解が生まれたり、結局争いになる、ぼくはそう思っています。
戦前の映画を見ていたら
「日本だって相当我慢をしてきたんだ」
そんなセリフが出てきた。
当時の日本は立場や状況をちゃんと世界に説明したのかな。
2019-20年の年末年始に大ニュースになってる日産のカルロス・ゴーン元会長。「日本の司法制度は人権無視で問題である」と主張して、自らの不法行為や企業内紛での敗北という問題を糊塗する主張を声高に叫んでいる。
一連の報道に対してのフランスの一市民がこう言っていたという。
「一番理解し難いことが、日本が世界に向けて積極的に、明確な説明をしないことだ。日本という国を尊敬しているからこそ、非常に残念に感じる」
ぼくも同じく歯痒い思いだ。
こっちは我慢する。言わないでおく。
だから相手も我慢すべきだ。言わないでおくべきだ。
自分勝手にそう考えて、相手が我慢しないから、屁理屈を声高に主張するから、逆上して爆発する。
相手はこう思っているかもしれない。
こいつ、自分で勝手に譲歩(我慢)しといて、なんなんだ急に逆上して?!
だから、特に国際交渉の場では、ちゃんと100%、あるいは120%の主張をしたほうがいいと思っています。欧米の関係会社と話をするときもそうだ。
でもね、味方から弾も飛んでくる。
「そんな提案ができると思ってるのか!相手が怒るだけだ!」
って、一切こちらの主張をしない上司役員もいた。
「クチキさんみたいにしていたら、相手が怒っちゃいますよ!」
ってぼくの上司に言いつける部下がいたよ。
そらー、ニコニコして言うことばっかり聞いていたら、相手は怒らないわな。